フロランス・ドゥヴアール、ウィキメディア財団理事長に選任される

フロリダ州セント・ピーターズバーグ, 2006年10月28日

ウィキメディア財団は理事会再編を行い、フロランス・ドゥヴアールをジミー・ウェールズの後任理事長とすること発表しました。これは理事およびウィキメディアコミュニティから参加した20人以上の会員による、10月20-22日にドイツ・フランクフルトで行われた合同研修に際し行われた理事会での決議に従ったものです。理事会は全会一致でフロランス・ドゥヴアールを理事長に、ティム・シェルを副理事長に、エリック・メーラーを事務長に、マイケル・デイヴィスを財務担当理事に選出しました。

この再編は退任予定だった理事長ジミー・ウェールズ(ウィキペディアプロジェクトの創設者)の提案によるもので、彼が財団外部の複数プロジェクトにも参加していることもあり、自身の責任を他のメンバーに譲りわたすことが望ましいと考えたことによります。彼自身は、再編後も財団名誉理事長の肩書きでウィキメディアプロジェクト内で活発に活動をする予定です。

ジミー・ウェールズ曰く:「私はフロランスの過去数年間に渡る献身的な活動とわれわれの目標に向かう比類ない情熱から、彼女が財団理事長にふさわしいと判断し、推挙しました。彼女のような信頼されるコミュニティの代表者を新理事長として有することこそが、われわれの財団の成長と強みの証です。」

ドゥヴアールは2004年にウィキメディアプロジェクト参加者の投票により理事に選出されました。フランス出身の彼女はウィキメディアプロジェクトの多言語性要素の強力な支持者であり続けました。彼女は先ごろ選出されたエリック・メーラーともに2名いるコミュニティ代表理事の1人です。彼女の来歴等、詳細については理事会をご覧ください。

ウィキメディア財団について

ウィキメディア財団は、現在100言語以上で進められている百科事典ウィキペディアに代表される、多言語で自由に配布可能なコンテンツの作成・成長を促進するために構築された非営利団体です。ウィキメディアプロジェクトではウィキソフトウェアを利用して世界最大の共有著作物を大勢で作り上げています。インターネット上で最も訪問数の多いサイト上位20位にも入るウィキペディアを始め、ウィクショナリー(辞書)、ウィキブックス(教科書)、ウィキクォート(名言集)、ウィキソース(文書情報源)、ウィキニュース(ニュース記事)、ウィキメディア・コモンズ(マルチメディア集積)などがあります。

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